ミドちゃんと同居スタート!
目次
認知症の伯母とのほほえみ同居ブログ No.01
みなさま、はじめまして!
Bucksと申します。
認知症の伯母と同居生活を始めて早9ヶ月が過ぎました。
何気ない日常の中で認知症の伯母ならではの「ほほえましいエピソード」が数々あり、ブログとして発信させていただくことにしました。
介護の知識がない私と認知症のミドちゃん(伯母)との出来事を読んでいただき、少しでも笑ったりほっこりしてもらえたら嬉しいです。
個性的なミドちゃんのリアルな介護ブログ、よろしくお願いします!
まずはご紹介から
私は両親と弟、妹の5人家族。
弟と妹はそれぞれ家族がいます。
そして、私はバツイチで3人の頼れる息子達と暮らしていました。
「伯母さんと同居?」って不思議に思いますよね。
ミドちゃんは母の姉、つまり私は姪です。
母の実家で一人暮らしをしていたミドちゃん。
数年前は遠方から母が通い、お世話をしていました。
そんな時、タイミングが合ったことから私がミドちゃんとの同居生活をすることに。
同居生活の前に...
要介護1だったものの明らかに認知症が進んでいる伯母(ミドちゃん)と同居することにした私、Bucks。
愛する3人の息子達と相談をして同居する決意を固めました。
ですが、ミドちゃんのお家の中はゴミ屋敷同然でひどい有様。
とても私達が住める状況にはありませんでした。
築40年越えのお家は、古い家具や洋服などの異臭もあり...
オマケに収集グセがあったミドちゃんは、散歩に行くと落ちている物を持って帰るのが習慣になっていました。
コレクションの中にはハンガーやおもちゃ、玩具などの他に「どこで拾ったの?」と目を疑う謎めいたお品物までありました。
そこで大々的にリフォームすることに。
晴れて同居生活を始める準備が整ったのです。
同居生活スタート
いよいよミドちゃんのお家にお引越し。
これからは私と息子達の家でもあります。
初めての同居介護で不安はあったものの、私は内装が新しくなった家に大満足でした。
これから新生活が始まる!
そして大好きだった亡き祖母の家で暮らせることが嬉しかったことを覚えています。
不安だったので
いきなり同居だとさすがにムリかな?
両親ではなく伯母との同居、そして介護。
お引越し後、しばらく両親が泊まりに来てくれていたので、ミドちゃんが混乱しないように母とお世話をすることにしました。
ミドちゃんの部屋に母が食事を持って行くと
「Bucks(私)が作ってくれたよ。食べてね!」
と私の名前を口にし、ミドちゃんに伝えてくれていました。
母のことは認識していることは確かでしたが、果たして私のことはわかっているのか?
「姪っ子の私のこと、忘れてないよね」
同居する前から1週間に数回、妹とミドちゃんの様子を見に行っていた私。
名前は忘れていても関係性は覚えているはず、と思っていました。
私のことわかってるよね
私の日常
両親が帰路に着き、いよいよミドちゃんとの本格的な同居。
元気な頃から家事が好きではなかったミドちゃんは、料理も掃除もしません。
なので、私はミドちゃんを見守りつつ、全ての家事をしています。
私がリビングにいる時間は、朝5時から夜12時まで...
大変そうに思えるけど、ミドちゃんがウトウトすると洗濯物を干したり私時間があります。
うたた寝したミドちゃんを起こさないようにゲーム感覚で楽しむことにしてます。
介護する側も元気に明るく!ですね。
ひーちゃん、知ってますか?
ミドちゃんの口から漏れる「ふんふんふん」という、亡き志村けんさんが演じていた「ひーちゃん」ばりの声。
若い方はひーちゃん、知らないですよね...
この「ふんふんふん」という音は、喉の奥から発しているような独特なリズムなんです。
無意識なんでしょうね、多分。
自然に出ちゃうんだと思います。
その声が耳に残るようになった頃、ちょっとショッキングな出来事が起こりました。
朝、うっかり寝坊をした私。
大急ぎで階段を下りると、ミドちゃんの姿が...
「ミドちゃん、おはよう!」
私が笑顔で挨拶をすると
「あんた誰?」
初めて見るような目つきで私をじっと見つめるミドちゃん。
???
認知症なのはわかっているけど、その頃はまだ介護1だったはずの伯母。
前の晩まで何気ない会話をして「おやすみ」の挨拶も交わしたのに…
「あなた」ではなく「あんた」と言われたことにちょっとショックを受けた朝でした。
つづく
まとめ
ミドちゃんの介護ブログ、いかがだったでしょうか?
認知症のミドちゃんの様子がジワジワと伝わると嬉しいな、と思います。
「自宅介護ってどんな感じなんだろう?」
ぶっちゃけ私もまだよくわかりません。
私がミドちゃんの残りの人生を共に過ごすなんて自分でも驚きです。
でも、元気だった頃にミドちゃんが言った言葉...
「一緒に住めたらいいのに」
この言葉通りになったことに不思議な感覚の私でした。
By Bucks